歯科の扱う領域について 歯医者はどこまでみるのか?

ちょっと役立つ歯科豆知識を…

こんにちは「まめ歯科」です。

  

初回は歯科の扱う領域についてです。

     

患者ミケさん
患者ミケさん

歯科が扱う領域?

でしょ。 。  

それ以外あるの🤔?

唐突にねこさんに登場いただきましたが…当まめ歯科ブログは患者役をねこさんとし、患者さんの思いを代弁してもらいながら進めていきます🐱)

   

ミケさん。

それは間違っていません🙆‍♀️

歯をみてくれるところが歯科医院という認識は全く間違ってはいません。

   

しかし、歯だけを診ているクリニックというのは…

存在しないのですよ。ミケさん。

    

患者ミケさん
患者ミケさん

じゃあ、クリニックは一体何をみてるんだ

    

ということで…

   

初回である今回は、このあたりのお話を少し広い視点からさせて頂きます。

    

歯科ではどこまでをみるのか👀

ざっくり言うと、歯科はお口周り全体を担当しています。

なので歯だけ診るというのは正確な表現ではなく、歯を支える骨や、粘膜、神経、リンパ節、筋肉、顎関節などお口周りを包括的に診ているというのが歯科が担っているところなのです。

     

一例ですが…

 

患者トラさん
患者トラさん

虫歯の治療に行ったのに、歯ぐきをチクチク触られて痛かった😠!

    

という話もよく聞きますが、それは歯だけではなく周りの歯ぐきの状態も調べているからなのです。

治療してほしいところは歯でも、歯は単体でお口に浮遊して存在しているわけではなく、周りの骨や歯ぐきに支えられているという特性上、周りの組織をみていく必要があるのです。

    

患者トラさん
患者トラさん

そんなこと頼んでいないよ!

   

と思われるかもしれませんが…

医院側はしっかりとした治療をしたいという信念があるので、患者さんが望んでいないことでも行わなければならないのです。

   

歯科領域は口の中から見えることが少ない

口を あー と開けてみると口の中には何が見えるでしょう?

歯と、歯ぐきと…舌と唇…🤔

実は、お口の中から見えるものはこれくらいしかないのです。

それだけみえれば十分!と思われるかもしれませんが、

    

不十分です👀

     

先ほどからも触れていますが、お口の周り全体をみていくのが歯科の担当なので、目で見えていない骨や顎の関節などもみていくことも必要になってくるのです。

   

    

🙆‍♀️口の中からみえるもの🙆‍♀️

・歯

・歯肉(歯茎)

・唇や舌、頬の内側といった軟らかい粘膜の部分

🙅‍♀️口の中からみえないもの🙅‍♀️

・歯を支える骨

・顎関節部(がくかんせつ:顎の関節のこと)

・筋肉、リンパ節、神経など

     

このように歯だけをみていると思われている歯科ですが…

担う範囲は意外に広く、そのほとんどは見えていない部分です。

    

「歯科はお口の中から見えていない部分をターゲットにしている」

     

これを患者さん側も把握できていると、クリニックとの間で温度差が生じることは少ないのですが…

忙しいという理由等々でクリニック側はこの部分を省きがちです。

そしていきなり診療を始めてしまい、

結果…

     

患者トラさん
患者トラさん

奥歯の治療をしてほしいだけだったのに、大きなレントゲンの写真をとられた

      

患者ミケさん
患者ミケさん

頼んでもいないのに、歯ぐきの検査をされたよ。

などなど不満が募る一因となってしまうのです。

では…お口の中から見えないところはどうやってみるのか…

    

ここで登場するのがレントゲンです。

    

上記のように、歯科は扱う領域は意外と広いので、見えない部分も必然的に多くなってきます。

レントゲンなしでは歯科治療は成り立ちません。  

欠かせない検査ではありますが…

     

患者ミケさん
患者ミケさん

虫歯はないのに定期的〜2年)に一回大きなレントゲンを撮るようにすすめられるのはなぜ? 

お金もうけかにゃ

このように言われることもよくあります。

レントゲン検査については、次以降記事で詳しくまとめていきます。

【初回記事のまとめ】

歯科治療はお口の中から見えていない部分が治療対象になることが多い

患者さんの訴えと一見関係なさそうな検査を行うこともあるが、全て意味があって行なっているもの。

  

最後までお読み頂きありがとうございました。

    

  

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